見てなかったものを(9/20)

見てしまったというお話。


「THE ARMS CONCERT」。先日「大人のロック」のクラプトン特集を読んでいてついつい買ってしまいました。コンサートの経緯は難病を抱えてしまった元フェイセスのベーシスト、ロニー・レーンの呼びかけで、この難病の研究機関へのチャリティを目的に1983年に行われたものです。
このライヴビデオも音楽番組の中などでちょっとずつは見ていましたし、最近DVDも出ているというのもチラリチラリと横目では見ていました。今さら〜っという気持ちもあり躊躇していましたがやはり買ってしまいました。


やはり一番話題になったのはエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジという「三大ギタリスト」が同じステージに並んで演奏した事でした。僕は70年代ロックで成長した世代でこの三人が現役バリバリの時代でした(今もですが)。当時は同じバンド出身のこの三人、実は仲が悪いともいわれていまして共演するなんてまた夢の夢。
そしてもう一人忘れてはならないのがスティーヴ・ウインウッド。この人がまたクラプトンと並んで演奏するというのも70年代ロックファンとしては垂涎ものなのです。そうそうあのブランド・フェイスのロンドン・ハイドパークコンサートのDVDが出るらしいですね。これまた必見です。
もとい、リズムセクションはストーンズの二人、そうチャーリー・ワッツとビル・ワイマン。おーこのお二人が「コケイン」を演ってます。面白い!この二人真面目なんだか不真面目なんだか全然分からないです。
流石にジェフ・ベックのセクションではリズム隊が変わりました。ビル・ワイマンの弾く「Red Boots」も聴いてみたかった。ジミー・ペイジのセクション。おーペイジの横でウインウッドが唄ってます。これまたありえない組み合わせ。
最後は三大ギタリスト揃っての「LAYLA」。ジェフ・ベックがあの有名なフレーズの高いパートを弾いてます。これ実にカッコ良い。相変わらずペイジは何を弾いているのか分かりません。しかも落ち着きなくステージをウロウロ。変な奴です。しかしこの三人が並んでいると一人一人がそびえ立つ巨峰のようで流石に絵になります。
見終えて長年気になっていたものを見れて気が済んだという感じです。


もう一つは「アンドレ対前田」です。これまたビデオ店で何気なくプロレスコーナーを見ていたら「何だよ!DVD化されてんじゃん!」と思って早速借りてきて見ました。
この試合86年に行われたものなのですが、あまりに過激なためにテレビ放送が見送られてお蔵入りになったものとして有名です。一説には周りと融和しない前田に対してアンドレが制裁としてプロレスでいう「セメントマッチ」を仕掛けたと言われています。それに対して前田は一歩も引かなかった事で「前田最強」という伝説を作り上げる要因にもなった試合です。
ちゃんと見てみるとこれは「つまらん!」という感じですね。放送しなかったのも分かります。体格(アンドレとの場合は誰でも)も持ち味も違うレスラーが真剣勝負になったらこうなるでしょ、と見ていてよく分かりました。途中からは前田がアンドレの周りをグルグルと廻っているだけですから。隙を見て蹴りを膝に入れるだけです。有名な膝への関節蹴りも確かに殺伐としていて凄いですが、あんな事したら試合にならんでしょ、ていう感じです。そういうつもりで蹴ったのかもしれませんが。
やはり相手の技を受けてこそのプロレスなわけですから、こういう噛み合わない試合をやったのは当人同士、またはマッチメイクした人がリングの外の問題をリングに持ち込んでしまった結果だったのでしょうね。客席で見ているほうは多分何がなんだか分からなかったのではないでしょうか。
とりあえず長年気になっていたものを見れて気が済んだという感じです。ハイ。