U2(12/1)

それは壮大な儀式を体験するようなものでした。2006年11月30日・さいたまスーパーアリーナ
「U2 VERTIGO//2006TOUR」
オーディエンスのSEに合わせて歌う大合唱の中にボノの「Everyone!Everyone!」という声が響きわたり、エッジの刻むギターに呼び込まれるようにして巨大な日の丸を肩に担いだボノがステージに現れました。


「City of blinding light」。両目から涙がポロポロと零れ落ちました。これ程の感動を味わったことがあっただろうか?いやあった。1998年3月5日東京ドーム。日本で一回だけ行われた「U2/Pop Mart Tour」のコンサートだ。
僕の中ではそのライヴ以前はU2も色々なバンドの一つだったのだけど、東京ドームでのとてつもない彼らのエネルギーによってU2は僕にとって特別な存在になってしまいました。
あれから8年。「Elevation Tour」での来日は返す返す残念ながらもなく、ボストンでのライヴを記録したものやアイルランド、スレイン城でのライヴを見ながら溜飲を下げていました。
なので今年の4月に横浜日産スタジアムでのライヴが決定した時は狂喜乱舞したのですが、突然のキャンセルにあるいはこのツアーも見れないのではという不安にさいなまれていました。


「Sunday Bloody Sunday」。僕の斜め前にいた若者二人組は、早くも隣にいた外国人の若者たちと意気投合して肩を組んで踊っています。ステージの後ろの巨大スクリーンには大きく「共存」という文字が映し出され、ボノは各宗教のシンボルが書かれたハチマキをして「No more !」と叫び続けています。
「世界人権宣言」の日本語訳がスクリーンに流され演奏された「Pride」。それに続いて世界の国々の国旗が流れ映される中で演奏された「Where the streets have no name」。自分を含めた大合唱の中、またも涙が流れ落ちました。


そして「All I want is you」。一人ずつステージから消えていきます。何というカッコ良さだろう。


これほど叫び続けたライヴがありませんでした。これ以上詳細が書けないのは興奮していて殆ど憶えていないからです。これからシカゴのライヴのDVDを見直します。12月4日最終公演です。当日券もあるかもしれません。まだ見てない人は見るべし!