今日までの私、明日からの君(12/8)

今書いていて良いタイトルだなぁ、と思った。昨夜品川教会グローリア・チャペルで行われた加藤いづみのコンサートタイトルだ。12月27日に発売になるNewアルバムも同じタイトルになるようだ。


昨夜のライヴもNewアルバムも全編参加させてもらって、今年前半の「春のゆめツアー」を含めて今年は加藤さんとかなり多く演奏させてもらう機会を得た。もちろんデビュー当時からの付き合いではあるのだけど、これだけ濃く付き合ったのは初めてでなないかなぁ。また知らなかった一面も見えてくるというのはお互いにとって楽しい事だと思っています。


さて昨夜のライヴですが個人的にはとても伸び伸びと出来ました。高橋研氏などはかなり緊張してたのが隣にいてヒシヒシと伝わってきましたが、僕は「あぁ、研さんリハの時と弾き方が違うな」と思うくらいリラックスしていました。それは昨夜だけでなく、先日のプラネタリウム/狩野良昭のジョイントライヴでもそうでした。
思うにここ数年続いてきた、消極的なマイナス思考モードからやっと解放されてきた気がします。何か事と向かい合った時(音楽だけでなく)に、「上手くいかなかったらどうしよう」という気持ちが先行してしまうという事が本当に多かった気がします。または「何か言われたらどうしよう」だったり。そういった気持ちが演奏時にも必ずアタマをもたげて来るので、「ズレたらどうしよう」とか「間違えたらどうしよう」とかいう気持ちに支配され、自信を持って演奏できない日々が結構続いていました。
結論を言ってしまえば、ベーシストが自信を持って音を弾けなくなったら辞めたほうが良いよ、という話であってそういう気持ちになってしまう事も多々ありました。


そこから脱出する一つのキッカケを作ってくれたのはやはり、前記した加藤さんの「春のゆめツアー」であった気がします。本人を含め3人というミニマムの編成で、ハッタリでごまかす事の出来ない加藤さんの曲を演奏するツアーの当初は胃が飛び出てしまうような緊張で演奏していました。
しかしツアーが進むにつれ、その緊張感の中でも何らかの自分らしさが出せた時の喜び、それがメンバーや見てくれていた人に伝わった時の充実感がとても大きい事に改めて気がつきました。「失敗を恐れて怯えていてはイカン!何かを発信しなければ」と。
加藤さんには感謝しなければね。昨夜の演奏は感謝の気持ちを含めた恩返しのつもりだったけど、そうなっていたかなぁ?なっていれば良いけど。


それから昨夜に関して言えば、ここ10日間の間にU2とクラプトンという極上のライヴを見た事による、エネルギーが僕の中に残っていたのだという気もします。やはり心の底から感動するライヴを見るという事は確実に自分の演奏にも良い影響を与えるのだと再確認しました。


そうそういえばそのクラプトンのライヴについてプラネタリウムのリズム隊の相棒、田中徹君が自分のブログに書いていました。読んでいてとても胸の熱くなるコラムでした。是非読んで見てください。
田中徹のドラム日記
さてしばらくライヴはありませんがまた次のライヴでも自信を持って出来るように、色々な課題に取り組んでいきたいと思っています。
そう、話は違うけど今日は65年前に太平洋戦争が始まった日なのですね。そしてジョン・レノンが死んだ日でもあるのです。