サッカーのお話し(12/18)

サッカーというのはやはり面白いスポーツなんだと改めて思うと同時に、勝負というのはやってみないと分かんねぇーよ、という事を強く感じました。そうです、昨夜のトヨタクラブW杯決勝、インテルナシオナルとバルセロナの試合です。
僕は熱心なサッカーファンではなく、W杯やこういったビッグマッチを見るくらいの、いわば不特定多数のうちの一人。簡単に言えばズブの素人でございます。しかしその素人でもあれだけのレベルの試合となると90分経つのがあっという間に感じます。


前評判はスター軍団バルセロナが圧倒的に高く、メディア的にはロナウジーニョの大会といっても言い過ぎではない感じでした。準決勝で見せた技の数々、個人的には終了寸前にディフェンダーの間をすり抜けて打ったループシュートには唖然としました。メディアではロナウジーニョの「魔法」なんて表現も使われていましたが、確かに魔法のようなプレーの数々でした。


ロナウジーニョ以外も各国の代表選手を擁しているバルセロナに対して、南米クラブ王者とはいえ代表選手ゼロのインテルナシオナル。しかも昨日の出場選手で一人を除いて全てブラジル人。キャプテン、フェルナンドンが試合前語ったのは「これが自分たちにとってのW杯だ」という言葉。
バルサにしても長い歴史を持ちながらもクラブ世界一に輝いた事がなく、この一戦にかける気合は並々ならぬものだったと思います。ロナウジーニョのフリーキックを含めて何回か決定的な場面がありました。しかしそれが決まらなかったのは、インテルの全選手のディフェンスに対する気合の入り方、更に言えば気持ちの強さ、勝利への執念がバルサを上回った結果に見えました。バルサの猛攻を耐えるだけ耐えて、僅かな隙をついたカウンターの縦パス一本には全選手の執念が乗り移っていたように見えました。


これだからスポーツは面白い!という事になるわけです。どんなにお金を使って有名選手を揃えても勝てるとは限らない。雑草軍団の執念が上回ってしまう事がある。閉塞感の溢れている世の中においても「何だよ!やってみなきゃ分かんないって事って本当にあったじゃん!」って思え、それが自分への励みになったりもするわけです。


試合後もしばらくテレビを見ていましたが、メディア的にはバルサの優勝で大団円を迎えたかったという気持ちが随所に溢れていて、インテルの優勝を少々もてあまし気味でした。「えー、では当局だけのロナウジーニョ密着取材をここで」なんて流れでは、ゲストのさんまも「ホンマかいなー」って大笑いしてました。「あんだけ苦労して取材したんだから放送しちゃえよ!関係ないんだよ勝敗なんて!」なんてやり取りがあったと想像すると、結構笑えます。
基本的にあり得ませんよね。試合直後に負けたチームの独占取材放送するなんて。そうそう三位決定戦も良い試合でした。