日本選手権決勝(2/26)

昨日、前回書いたようにラグビー日本選手権決勝トヨタvs東芝の試合を久々に「現場」に行って見てきました。


結果は新聞・テレビ等で報じられているように19-10で東芝が勝ち、2年連続年間完全制覇を達成しました。僕はトヨタが昔から好きで応援していただけに残念な結果になりました。ここ10年間で準優勝が4回ですから後一歩が届かないのです。しかし両監督が試合前に言っていたように「真っ向勝負、小細工なし」という試合展開は見ていて気持ちの良い試合でした。


試合内容は東芝のチームとしての完成度を改めて感じさせられるものでした。東芝の持ち味はディフェンスではないかと思っています。トヨタがバックスに回してオープン攻撃を仕掛けてきてもディフェンスが足りなくなる事はなかったように思えます。それどころかトヨタの14番日本代表候補の遠藤選手には2人でタックルにいくシーンもありました。それでもディフェンスが綻ばなかったのは、すぐに立ち上がりカバーディフェンスに入るという事が徹底できていたと言う事に尽きるのではないかと思います。
前回のW杯決勝で惜しくも負けたオーストラリアのディフェンスを「超人的なディフェンス」と以前書きましたが、東芝もそれに近いものでした。
トヨタも同様にディフェンスは素晴らしいチームですが、準決勝のサントリー戦に比べるとややタックルが高かったのかもしれません。東芝のトライはいずれも、ディフェンスを縦に突破し、ゲインしてからの繋がりで生まれたものでした。そこを低いタックルで止めていればあるいは・・・という部分もありました。
東芝は普段どおりに自分たちの持ち味を最大限に出したのに対して、トヨタはやや余所行きのラグビーをしてしまったのかもしれません。そこが東芝の経験であり、懐の深さなのではないかと感じました。


秩父宮は先日のマイクロソフトカップ決勝に続いて満員でした。それ以前に秩父宮が満員になったのは96年の社会人大会決勝の東芝府中vs三洋電機の試合だそうです。実はこの試合スタンドで見ていました。昨日の試合を最後に勇退した東芝の薫田監督も現役選手として東芝の2番で出場していました。もう10年経ったのですね。


トヨタの朽木監督も今シーズンでの勇退が決まっています。両監督お疲れ様でした。非常に優秀な指導者なのですからしばらく充電した後、まだ力の弱いチームに行って監督をやって欲しいと思っています。そして東芝やトヨタ相手に戦うというようになれば、日本のラグビーもまた一段と盛り上がるのではないかと思います。