自戒多々有る毎日(11/10)

つだチャンのライヴ、プラネタリウムのライヴ、無事終了しました。出来としては・・・どうなんだろう。自分の出来は、ウーン何とか及第点ぐらいなのかなぁ。やはり「もう少し頑張れたのでは」という思いはいつも通りあります。またリスタートという事ですね。


そのプラネタリウムのライヴの翌日、つだチャンのライヴに一緒に参加した、バイオリンの中井一朗氏が焼酎を一本ぶら下げて、我が家に遊びにきました。実はかなり近くに住んでいるのですね。つだチャンのライヴの帰り道に車に乗せてもらった時に、焼酎の中では「さつま白波」が一番美味いという話で盛り上がり、一度呑もうとなったわけです。
この中井氏、「パパは何でも知っている」的な博学な人物で、話していて飽きる事がありません。政治、文化から始まって「後腐れしない夫婦ゲンカの仕方」等、うちのカミさんを交えて楽しいひと時でした。


その翌日にU2の「POPMART Tour」のDVDが届きました。これは既にビデオなどではソフト化されていたのですが、今回DVD化され、当然の事ながら初回限定盤には色々特典がついているわけです。かつてNHKBSで放送されたのを録画したものは持っていましたが、一部カットされている曲もありました。今回はコンサート完全版です。
以前も書きましたが、このツアーの東京ドーム公演で僕は完全にノックアウトされてしまったので、今見直しても血が沸騰してくるような興奮を感じます。


ボーナストラックにこのツアーで行ったサラエボ公演の事が描かれていました。偶然を感じたのは、最近訳あってユーゴスラビアの内戦について色々と調べていたからです。
ユーゴスラビアの内戦がいかにひどいものであったか、という事以上にそれがついてあまりにも無知だった事に衝撃を受けました。というのもこの内戦が激化していた1993年に僕はロンドンに二ヶ月滞在していて、色々な国から来ていた奴らと、安アパートの部屋をシェアリングして生活していました。ユーゴのニュースが流れる度に連中は「Crazy Fucking Crazy!」と口走り強い関心を持っていました。もちろん僕の英語能力では詳細は分かりませんでし、言ってる事が正しかったのかも分かりません。しかし、彼らには民族問題に関するスイッチのような物が初めからあり、僕の中にはそれがなかったという事を今痛感しています。
僕はこのように、十数年経ってから気がついて調べてみて衝撃を受けているわけですが、民族問題の争いがいかに根深く、残虐な事に発展してしまうかを、「Crazy Fucking Crazy!」と叫んでいた奴らは知っていたのではないかと思うわけです。


関連事項を調べていくうちに、もう一つの疑問にも突き当たりました。それは民族問題で起きている内戦はその後もアフリカのルワンダやスーダンのダルフール地方でも起こり、残虐な行為が行われました。あるいは行われ続けているといった方が正しいかもしれません。
ただそれを調べていっても、ユーゴスラビアでの事を知った時のような衝撃は受けない自分がいました。言語に絶する残虐行為である事は同じなのに何故か?何故なんだろう?
ユーゴの事で衝撃を受けた原因の一つは、それがヨーロッパであったという事があるのではないかと思いました。誤解されるかもしれませんが「アフリカは別にして、ヨーロッパでそんな事はもう起きないと思っていた。信じられない」という気持ちが僕の中にあるのでしょう。「アフリカは別にして」ってどういう事なの?「やれやれ」という気持ちになってしまいます。


自分も大きな矛盾を抱えていると思わざるを得ない毎日です。中井氏と焼酎を呑みながら「人間というのは進歩しているのだろうか?」という根源的な問題に突き当たりました。進歩出来るかはともかくとしても、自分の中にある矛盾に関しては正対していきたいと思っています。まずはそこからです。