ライヴ!(ポリス&狩野)(2/16)

THE POLICE in Tokyo Dome(2/13)


アンコールで演奏された「Every Breath You Take」を聴きながら、この曲がこのメンバーで演奏されるのを生で見るのは殆どの人(勿論自分を含めて)が初めてである事に気づき、少し厳粛な気持ちになりました。
活動を停止してから25年の歳月が過ぎて実現した再結成ライヴ。個人的には「何でも良いからその場にいたい」という気持ちでした。


オープニングから「孤独のメッセージ」「SYNCHRONICITYU」「Walking on the Moon」と立て続けに名曲を演奏されて完全にやられました。僕の大好きだったアルバム「GHOST IN THE MACHINE」から「マジック」も演奏されてました(恥ずかしながらCDを持っていなかったので翌日すぐに購入しました)。演奏全体的にはやや丸味を帯びたかなぁ、という感じはしました。その分太さは以前よりあるのではないかと感じました。



僕はスチュアート・コープランドのドラムの大ファンなのですが、13日のコンサートで一番印象的だったのは、彼がとても楽しそうに演奏している姿でした。83年のライヴを記録したDVD「SYNCHRONICITY CONCERT」を見ると、コープランドは終始顔を引きつらせて演奏しているように見えます。その後すぐにポリスが活動を停止したのを考えると、この時期に彼は相当のジレンマを抱えて演奏していたのではないかと思います。その辺は映画「Everyone Stares」のDVDに収録されているコープランドのインタビューの言葉からも伺えます。
インタビューを見て改めて思ったのは、やはり彼が間違いなくリーダーだったという事でした。そして自分が発掘してきたスティングという存在があまりに巨大になり、バンド自体もメガセールスを成し遂げた事によりコントロールのきかない状態になってしまった事への苛立ちが当時のコープランドにはあった気がします。その苛立ちがあのような異常なテンションでの演奏に繋がっていたように思うわけです。
そういったジレンマを乗り越えた上で25年振りに集まって演奏している姿はやはり清清しく美しいものでした。ちょっとその辺でグッときちゃいました。丸味を帯びて円熟するというのはそういう事なのではないかと感じています。
僕は熱狂的なポリスファンというわけではなかったのですが、殆どの曲のサビはデタラメ英語で一緒に歌っていました。あとあの「Dio-Die-」ってやつもね。この13日のライヴはWOWOWで23日に放送される予定です。2度楽しめるわけです。ラッキー!(写真は終演直後の様子)。


狩野良昭 at 吉祥寺スターパインズカフェ(2/14)


というわけで、その翌日は狩野氏のスタパでのライヴでした。今回初参加のドラムの幸(ユキ)ちゃんを含めて3人で僕の車に乗り合わせて吉祥寺に向かいました。駐車場代の経費削減が理由なのですが、ピクニックみたいで何か楽しかったですね。
さてさてライヴのタイトルは「S.P.C. connection 〜男の詩〜」。一説に由ると「イケメン」アーティストを揃えたイベントだとか。「トーゼンだがな」と思いつつ(ウソで〜す)会場入り。他のアーティストのリハを見ながら狩野氏が「今日の出演アーティスト、スタッフを含めて俺たちが一番年上だなぁ」小声でポツリと言いました。ガクッ。
現在狩野氏のバンドでチャレンジしている事は、いかに楽器を鳴らすか、響かせるかという事です。いかに弾くかではないのです。鳴らす、響かせるなのです。そのために出来るだけ音数を減らして、音の響く空間を作るかという事も必要になってきます。
その雰囲気にユキちゃんのドラムはとてもマッチしていました。狩野氏もMCで語っていましたが、初参加の彼女が落ち着きの無いAB型の棹もの二人をしっかり支えているという感じでした。自然と呼び方も「ユキちゃん」から「ゆきネエ」」となっていきました。
スタパでバンドスタイルでやるのは初めてなのですが、演奏していて「いい感じで鳴っているなぁ」という実感はありました。単なる年寄りなだけではない、と立証できたかも。とにかく私は気持ち良かったです。ゆきネエとも是非また組んでやりたいものです。
(写真はリハ前の狩野氏&ゆきネエ)。


懺悔を一つ。最近狩野氏は歌の響かせ方にもかなり気を使っているので、頻繁にキーが変わります。半音上げ、とか半音下げとかね。エー言い訳大会ですが、この日はそういった曲が多く、一発やらかしてしまいました。Gキーの曲をAキーにしてやる曲だったのですが、しょっぱなGキーのまま弾きました。コードAのところで思いっきりGの音を弾きました。
見ている方もかなり驚いたでしょが、私もかなりビックリしました。この場を借りて(自分のコラムか・・・)お詫びいたします。曲アタマからの歌い出しでなくて良か〜った、と。


さて、この約束事の極めて少ない狩野氏のライヴの次は、極めて約束事の多いプラネタリウムのライヴです。こっちはハイパーにゴリゴリいきまっせ。この落差というか対比はとても楽しいものです。
20日のライヴも是非楽しみにして下さい。あ、それから、2月14日という事で私のような不束者にもプレゼントを下さった方々にこの場を借りて(自分のコラムだって・・・)厚く御礼申し上げる次第です。