絵になる三人(7/16)

22日のライヴに向けてプラネタリウムのリハが進んでいます。このライヴ、急遽決まったものなので、慌てて用意しています。でもプラネタリウムにとっては、このような尻を叩かれるような状況の方が良いみたいです。余裕があると能書きが多くなるタイプなので(笑)。ブログでも書いたように猛特訓しています。色々と新しい試みも多いライヴなので、是非お運び下さい。上手くいかなかったら、この形ではもうやんないかもしれないので、そういった意味でも見ておくと貴重かもしれせんよ。


さて昨日もその猛特訓を終え、夕方自転車にて帰路につきました。背中のザックに入れたノートパソコンが重いことったら。でも昼の暑さも峠を越えたので、多くの犬たちの散歩時間でもありました。先日のブログにも登場した「ペスカ」にも再会。木の下でちゃっかり休憩中でした。


最後の難関、すずかけ台からの急な上り坂に差し掛かったころは、やや薄暗くなっていました。信号待ちをしていると、どうも対角線上の歩道に人が座り込んでいるように見えました。近づいて見ると、やはり初老の男性がアスファルトの上にへたり込んでいました。
「どうなさったのですか?」
「いや、ちょっと転んでしまって・・・」
「救急車を呼びましょうか?」
「いえいえそんな・・・」
「頭を打ったりとか、足をくじいたとか怪我はありませんか?」
「ああ・・・それは大丈夫です」


車で信号待ちをしていた、若奥様風の人がわざわざ路地に駐車して一緒に対応してくれました。


「これからどちらへ行かれるのですか?」
「横浜線の駅・・・・」
「成瀬ですか?長津田ですか?」
「ああ、成瀬です」


ジョギングをしていた高校生くらいの少年も加わってくれました。
「成瀬の駅は15分くらいかかりますよ。」
「歩いて行くのは無理ですよ。」
「あの、お家はどこなのですか?」
するとその初老の男性は、住所と番地をハッキリと言って、こう続けました。
「ちょっとここいら辺を歩いていて、道に迷ってしまったのです。ですので成瀬の駅まで戻れば、そこからは分かると思ったので・・・」
その住所から推測するに、車で行けばそんな距離ではないように思えました。


同じ思いだったようで、若奥様風の人が
「私が車で送って行きます。」
と言ってくれました。ご自宅の近くにある、ランドマーク的な保育園とか郵便局などを教えてもらい、その女性も大体の場所を把握したようでした。
「では二人で車まで運んでもらえますか?」


僕と高校生は両サイドから、その初老の男性を抱え車まで移動し、後部座席に座ってもらいました。
「じゃあ、よろしくお願いします。」
「分かりました。」


走り去る車を見送ると
「じゃ、また。」
と言って、高校生はすずかけ台の駅の方へ走り出し、僕は最後の難関の急坂に向かって自転車を漕ぎ始めました。
急坂に段々と息が上がりながらも、頭の中ではコールドプレイの新作の「Life in Technicolor」が鳴り始めました。
「三人とも、結構カッコ良いかも。」


まったく暑い毎日です。鶴見川で水浴びしていたミミちゃんです。黒ラブにとっては夏は大変です。