秦野湧水群(8/25)

きれいな湧水が見たくなりました。特に理由があるわけではありません。この暑さです。渇いていますよね。身も心も。
目的地は神奈川県の秦野。丹沢山地に降った雨が湧き出す秦野湧水群があります。良く訪れるエリアなのですが、湧水だけを巡った事はありませんでした。いつもなら「エイヤっ」と自転車で行くのですが、今回は車で行き、駐車場に止めて徒歩で。駅からすぐのところにあるのが荒井湧水。
畑や住宅に囲まれた中にあります。湿地とか沼地という感じです。かつてはここから生活用水が引かれていたようです。駅前のせせらぎのところにはこんな看板がありました。
その先しばらく歩くと今泉神社があります。やはり神社の境内は木に囲まれていて日陰がありホッとします。そしてその先すぐの公民館の敷地内にあるのが「まいまいの泉」です。
「まいまいの泉」は少し甘みのあるとても美味しい水でした。80歳の男性が自転車にポリタンクを積んで汲みにきていました。肌のツヤも良く、とてもお元気そうで年齢を伺うまではとてもその歳には見えませんでした。
「この水は本当に美味い。秦野の水は一番だ。ホントに良い場所なんだ」と自慢していました。
僕もいずれは湧水のある場所に住むのが夢です。そしてこのおじさんのように自慢出来ればどんなに幸せでしょうか。

そかから歩くこと暫し。マンションの隣の小さな公園の中に湧水発見。地下30メートルから自噴させているそうですが、これもとても冷たく美味しい水。羨ましい。
丁度宮崎駿監督の事を話しながら歩いていたら、間違いなくトトロが住んでいそうな木がありました。歩いている道はアスファルトなので、照り返しがあり暑いのですが、空気や風が爽やかなのはやはり草や木、土が多いからなのだと思います。
さて更に行くと、出雲大社の相模分祠があり、そこにも「千年の杜の水」が湧き出ています。
昼食を食べ、出発地点の小田急線秦野駅に戻りました。駅のすぐ近くに今泉名水桜公園があります。秦野の中で一番大きな湧水池があります。昭和の初めにプールとして整備されたそうですが、水温が低くあまり評判が良くなかったらしく、その後は釣り堀、養魚場を経て現在の公園になったと書かれていました。
駐車場に戻り、山側にある田原ふるさと公園を目指しました。高台の畑の中にあるこの公園にも湧水があり水車小屋もありました。
水車小屋から流れる、鯉の泳ぐ池に足を浸してみました。とても冷たく歩いて火照っていた足を冷やしてくれました。時折大きな鯉が足の親指を餌と間違えて近づいてきました。
前日見た報道番組で、これからの世の流れとしては水を巡る問題が大きくなってくるという話題が取り上げられていました。水というのは、人にとって欠かすことの出来ないものです。
日本においても優勝劣敗を掲げるマネー信者が水源地の山を押さえようとしていて、それを阻止しようとする運動も始まっているようです。
この日本の宝とも言える水資源までが、お金の力に蹂躙されてしまい、触れる事が出来なくなったらなんという損失でしょう。この素晴らしさを一人でも多くの人に感じて欲しいと思っています。