競輪GP・そして大晦日(12/31)

またしばらくおさぼりしてしまいました。しかしその間「Bellows Lovers Night」への出演とか同時期に風邪をひき胃腸に壊滅的なダメージを受け胃カメラまで飲んだり、門灯の工事とか(関係ないか)、けっこう忙しくしていたのです。実は。


やはり年末といえば競輪グランプリです。このイベントに通うようになって今年で丁度10年がたちます。競輪場から足が遠のいた現在もこのレースだけは、という思いで毎年出かけていってます。今回はいつもの立川競輪場ではなくどっぷり競輪に漬かっていた頃に本当によく行った京王閣競輪場での開催でした。時が経ちあの一切設備投資していない、と悪評高かった京王閣も立派な特観席が出来て本当に綺麗になりました。ただ細部にわたって見ていくと、ここの売店は変わってないな、とかここのラーメンはまずかったなとか、やはりキチンと昔の面影も残っていました。
それから車券を検討していると勝手に話しかけてくる人たちも当然ながら健在で思わず「お前には聞いていない!」と思ってしまったり、「奴の言うことも一理あるな」と決心が揺らいでしまったりしまうのでした。
僕が競輪が好きだったひとつの理由としてはこういう「肩書きのない世界」での居心地が良かったというのもあったのではないかと思います。「競輪って面白いよな」という人たちにとっては肩書きも名刺も必要なく初対面で「村上は先行するに決まってるんだよ」とか「そんな事を伏見が易々と許すわきゃねーだろうが」という本題に寒風吹きすさぶオッズモニターの前でいきなり入っていけるわけです。


ギャンブルとしてみられてしまう事の多い競輪ですが、スポーツとして本当に凄いものです。特にこの年間の上位9名で争われるグランプリはレース終了後に何か「凄いものを見させて頂きました」というような厳粛な気持ちにすらなってしまうものです。そういう意味でも今年のレースは落車を含めたアクシデントもなく、ここ数年の中では一番の本当に素晴らしいレースでした。
僕は最終コーナーまでの展開は読みどうりで「七番行け〜!!!」と叫んでいたのでしたが、最後の最後の直線で予期しない事が(あくまで僕個人にとって)おきてしまいました。詰めの甘さかな。
伊集院静の競輪のエッセイの中に「勝っても負けてもいい、元気に競輪ができたお祝いをしよう!」と競輪仲間と話す場面があり、とても好きでした。昨夜は押さえではありますが当たり車券を持っていた競輪仲間のK君の家に押しかけて鍋を食べたのでした。


今年もこのコラムを読んでくださった方々、本当にありがとうございました。そして来年もよろしく!皆さんにとって来年がより良き年でありますように。


12月31日  榎本高