不完全な私たち (9/12)

昨夜4chの同時多発テロの特集番組を見た。事件後初めて公開されたもので本当に生々しい映像だった。何回も声が出てしまったし、見ている自分の表情がゆがんでいくのがよく解った。現場の状況は本当に想像を絶するものだったという事が映像から矢のように突き出してきていた。もしあの状況に巻き込まれていたら、もしあのテロでかけがえのない人を失ったとしたら・・・。自分も力による報復を先頭に立って唱えているかもしれないと思った。
今回この映像は世界同時公開という事らしいのだが、何故一年間も封印されていたの今?という疑問も頭をかすめた。イラクへの攻撃に国際的な協調が得られない時期にこの映像を公開することで僕が思ったようなテロへの対決ムードを高揚させたかったのかもしれないし常識的に考えた通り写っていたであろう多くの犠牲者とその家族に配慮したのかもしれない。
あのテロは最先端の情報施設の備わった場所で起きてしまったと事によって、細部にいたる部分まで拡大され分析されて世界に向けて発信されている。その情報の大きさ悲惨さに見失ってしまうのだけれど、これは世界各地で過去も現在も繰り返されている事のほんの一部なのだ。ある時は加害者になりある時は被害者になり、正義の旗頭のもとに公然と相手を踏みにじることが出来る。一体どこまでこの繰り返しを続けていくのだろう。私達はあまりにも不完全だ・・・。