みくびってはいけません (10/21)

先週の土曜日に自主制作CDのマスタリングをいつもお世話になっているローリングサウンドでやっていました。その作業の合間にエンジニアの相川さんと「やっぱりCDの音って何か疲れませんか?」という話をしてたのですがその事にすごく関連する記事が偶然というかグットタイミングで新聞に出ていたのでちょっと紹介したいと思います。
それは虫の声や小川のせせらぎなど自然界の音には脳を活性化する働きがあるという研究の報告なのですが、これらの音には一般的に人間には聴こえないとされている20kHz以上の高周波成分が含まれているそうです。そして同じように高周波成分を含むインドネシアの伝統音楽ガムランを原音と高周波成分をカットしたもので脳に与える影響を比べる実験をしたところ、高周波成分の含まれている原音を聴いた時の方が確実に脳の奥が刺激され、それによって抽象思考や創造など知的作業を担う前頭葉に向けて更に刺激が伝えらている事が解ったそうです。詳しい説明は省くとしても「聴こえない」とされていた高周波成分の音も聴覚という形ではないのかもしれないが脳の奥はちゃんとキャッチしていたという事なんですね、これは。
ところが現在のCDは22kHz以上の音というのは間違いなく含んでいないんですよね。ウーム。よく「何かアナログレコードの音って聴きやすいよね」なんて話題が音楽仲間の間で出るのですが、ひょっとするとあのアナログレコードの再生環境のほうが高周波成分まで含んでいたのではという気もする訳です。これは想像ですが。
とにかくCDの規格を決める時に「犬や猫が聴くわけじゃねーし人間だから22kHzくらいまでサンプリングしときゃー大丈夫だべー」という数字やデーターで表せない人間の能力を見くびった部分もあったのでは、と思ったりもするのですが。