内側にある問題 (11/15)

先日北朝鮮が生物兵器を保有しているという事を明らかにしていた事実が報道された。それと時期を同じくしてイラクがトルコにサリンの解毒剤を注文しているという情報も報道された。核兵器もとんでもない兵器だが生物・化学兵器というのはある意味で核を上回るおぞましい憎むべき兵器だと思う。
その生物兵器の有無に注目が集まる中で神奈川県相模原市寒川町の旧相模原海軍工廠跡地の「圏央道」工事現場から「イペリット(びらん性毒ガス)」が見つかった。「工廠」というのは兵器工場という意味を含む言葉で「イペリット」というのは現在科学兵器禁止条約で製造・貯蔵が禁止されているマスタードガスの一種です。作業員の何名かに毒ガスによる症状がでているという。自分が住んでいる町田市のすぐ近くでこういう物が発見されただけでも驚きなのだが、国と自治体が対応をお互いになすりつけようとしているのには驚いた、というよりも怒った。というのも対応をなすりつけあっている間も汚染された土は道路に面した部分こそシートで覆われているものの残りは野ざらしだというのだ。地下水の汚染や付近の農作物への影響、そして真実とはかけはなれた風評を地元住民は心配している中で防衛庁までが「科学兵器に用いるような化学剤を無害化し処理する権限や能力はない」と発言したらしい。じゃ誰がやんの?正直言って言葉も出ないのだけれどこの裏には日本がかつてやってきた生物・科学兵器の研究や使用を認めたくないし今さら明るみに出したくないという力が働いてるような気がしてならない。日本が中国大陸でやってきた事をこの稿を書くにあたって新たに調べてみたのだけど吐き気を催すような物だった。それをどういう解釈をするかとか今の外交問題とどう絡めるべきかというのは個人の考え方があって良いと思うのだが、ちゃんとそこにも目を向けておく事は絶対に必要だと思う。