音楽の魂 (1/6)

あけましておめでとうございます!今年もこのコラムを書き続けますので応援をよろしくお願いします。


まずは今年の正月は何をやっていたのかというと、今やっている午前中のバイトというのは暮れも正月もまるっきり関係ない仕事なのでカレンダー通りバイトをしておりました。更にそのバイト先で蔓延していた風邪に取り付かれて大晦日あたりからかなり肉体的にもシビアな毎日を送っていたのですが、頼られると必要以上に頑張ってしまう自分の悪癖は今年になっても直らず風邪で休んだ他のメンバーの分を午後までカバーしたりという毎日で気がついてみれば鼻水こそまだ出るもののいつの間にか風邪は治っていました。そんなもんですよね。


さて初めての全休だった昨日の夜、NHKスペシャル「小沢征爾・魂の響きを伝える」を見ました。小沢征爾についてはもう説明の必要はないですよね。この番組自体を見た方も大勢いると思うので細かい説明は省きますが、小沢征爾の去年の活動を取材した番組でした。その中で僕が一番感動したのは小沢征爾が同じく世界的に有名なチェロ奏者ロストロポーヴィチと日本の若い演奏者と共に「キャラバン」と称する演奏旅行に出た時の話でした。この演奏旅行は去年の夏に東北地方の山村などを14ヶ所も周ったそうなのですが、事前の告知なし・前売りチケットなし・入場料なし・会場はある時は学校の講堂・ある時はお寺の本堂というNo,64に書いたディランの「ローリング・サンダー・レビュー」のような演奏旅行でした。予備知識なく偶然集まった人たちと何を分かち合えることが出来るのか?そして分かち合えることが出来た時、音楽家として大きな喜びを得ることが出来るはずだ、というロストロポーヴィチの提案を受けて何年かに一度行っている演奏旅行だそうです。小沢征爾自体を知らないおじいさんや、エプロン姿のおばさんや多種多様な偶然「そこ」に居合わせた人たちに演奏を通して「喜び」が伝わっていく光景は感動的でした。既成のやり方や価値観にとらわれずに音楽の持つ力を純粋に信じそれを実践している人たちの姿を見て年の初めから大きく励まされました。


今年もプラネタリウムともどもよろしくお願いします。