W杯にむけて (2/23)

今日、国立競技場で行なわれたラグビー日本選手権決勝、NEC対サントリーはかなり興奮させられた試合でした。国内においてはここ2年間無敵の勢いを誇っていたサントリーがついに敗れたからです。最近のサントリーの試合を見ていても「磐石」という感じだっただけに驚かされたと同時に、ひとつのチームが連覇を続ける事が好きでない僕としては「NECよくやった!」という気持ちで一杯なわけです。個人的な感情論は別にして、今日のNECのラグビーには「相手の持ち味を消していく」というスポーツには絶対に欠かせない「攻め」の姿勢が強く感じられました。それは高速ランニング・ラグビーを掲げるサントリーに対して、陣地かせぎの為のタッチキックを使わなかったことです。タッチを狙わずにキックしたボールをサントリー高速ラグビーの切り札FB日本代表・小野澤にとらせる。そこに早いプレッシャーをかけ、ボールを奪い返しターンオーバーに持っていく。これはかなりリスキーな作戦に当初は思われました。実際、小野澤がその華麗なステップでタックルを外してゲインした場面もあったわけですから。しかし自分達の一番の持ち味に対して真っ向から勝負されているというプレッシャーは、サントリーのボールコントロールと余裕を少しずつ失わせていっているように見えました。NECが後半9点リードされていたにもかかわらず、33分過ぎから連続3トライを奪って逆点出来たのは、そういった精神的な部分でのプレッシャーをかけ続けた結果だったのではないか、と僕は思いました。王者サントリーに対してこの戦い方をしたNECの勇気は賞賛に値します。こうやって高いレベルで競い合うようになって日本のラグビーもここ数年で急激にレベルアップしてきました。そしてそうです、今年はラグビーW杯の年なのです。日本においてサッカーW杯に比べればはるかに注目されていないW杯ではありますが、NECの箕内キャプテンもサントリーの大久保キャプテンも共に日本代表です。是非、皆さんでラグビー日本代表も応援しようではありませんか。