全然判らない (3/19)

 やはり小泉総理はアメリカ支持を明らかにした。「状況の推移を見て」「国際協調と日米同盟の両立を目指して」という答弁の末に出た解答がこれだったわけだ。支持そのものに対する思いも複雑なものがある。でもそれ以上に「僕らの選んだ代表は僕らに対してちゃんと説明していないし、初めからしようとも思ってないのだな」痛感してしまった。


 国連安保理の承認を得ずに武力行使が始まる可能性が高くなった現在において、それを支持することに対して疑問が出ている。それに対して小泉首相は昨日の会見でも今日の国会においても「国連において一致した決議が得られる事が望ましい。ただその可能性が低くなった現在において、過去に採択された決議においても武力行使に踏みきる事は出来る」と発言していた。
 上手くは言えないのだけど凄く不愉快な気持ちになった。それは状況が流動的な時は出来るだけ発言を避け態度を鮮明にしないでおいて、他者によって事が一方に動き出したとたんに「実は私も以前からそう思っていたんだ」と能書きを言う人に対して抱く気持ちに似ている。結論は先にあってそれに対する理由づけをどうやるか、という茶番を延々見せられているような気分だ。「一致した決議が得られる事が望ましい」というならそう実践すれば良いのではないだろうか?元を辿れば過去の決議では不十分だからこそ新しい決議を必要としたのではないのだろうか?
 結局小泉総理は「誰だってスジは通したい、でも通せない時だってあんでしょうが!そんなに言うなら自分でやってみろ」と言っているのかもしれない。そう解釈すればけっこうちゃんと説明している気もする。


 ブッシュ大統領の演説を受けての小泉総理の会見は昨日の昼の1時から行なわれた。僕は偶然テレビを点けていて見ることが出来た。チャンネルを一周させたのだけれどNHK以外はどこも中継していなかった。日本がこれから世界と向き合う指針を明らかにした会見なのに1局くらい民放も番組飛ばして中継するのかな、と思ったけれど、あれって報道規制とかがあるのだろうか?