空が気持ちよかった (4/18)

今日は本当に気持ちの良い天気だった。天気によって気分が微妙に揺れ動くのは僕だけなのだろうか。ある音楽プロデューサーが天気によって気分が変わるのはAB型の特質だ、なんて得意気に語っていた。僕はAB型なのだが他の血液型の人は今日のような天気でも何も感じないのだろうか。


それはともかくとして、そんな気分の良い空を見ていたら10年前に行ったロンドンのことを思い出した。というのはロンドンに滞在している間、僕は天気が良くなると公園に行って本を読んだり友人に手紙を書いていたりしてた。僕のお気に入りは「ホーランド・パーク」という少し小さめな公園だった。小さいとはいえ広場はもちろん芝生でサッカーをやる人やジョギングをする人、犬を散歩させる人、それぞれがそれぞれなりの楽しみ方をしていた。そういえば僕がどの公園にいっても芝生が奇麗なのを驚いていたら、上の階に住んでいた南アフリカから来たカレンという女の子は「それがイギリス政府が庶民から吸い上げた税金の賜物なのよ」なんて言っていた。彼女はイギリスに対して批判的なのだ。もとい、公園で手紙を書く手を休めて空を見上げると広くて気持ちの良い青空があった。僕は何もかもうまくいかないのに嫌気がさして二ヵ月ほど東京から逃げ出してきたのだ。でもその空を見ていると何故か心が和んできた。


買い物から帰る途中に坂道を歩いていると何故かその時の気分がフィードバックしてきた。何もかもうまくいっていないのは今も大差ないのだが、やはり空を見上げながら「まんざらでもないな」と思ったりもした。