戦う男たち (6/14)

この前新聞を読んでいたらなにやら昨今幕末ブームらしい、と書かれてあった。司馬遼太郎の本が好きで幕末・明治維新ものはかなり読んだ。多くの志士たちが散っていた時代ではあるのだが、同時に一人一人がダイナミックに動いていた時代でもあると思う。時代を大きく動かした坂本竜馬・桂小五郎・高杉晋作・西郷隆盛はみんな30代から40代の今の自分と同じ世代だったのだ。自分がもしその時代に生きていたら、と想像するとどうなんだろう、やはり命が惜しくて日和っていたのか、軽挙妄動して殺されていたのか、想像だからこそ楽しめる話しではあるのだけど、やはり先に書いたような人物と一緒に行動出来ていたらそれはそれで面白かったろうなと思う。
あまり司馬遼太郎の幕末小説に縁のなかった人のために、時代順に並べてみると有名な坂本竜馬を描いた「竜馬がゆく」で始まり同時期の長州の吉田松陰・高杉晋作を描いた「世に棲む日々」。さらに同時期に反対側勢力で頑なに自分の行き方を貫き通した新撰組副長・土方歳三を描いた「燃えよ剣」。その後混乱を収め維新成立に大きな力を発揮した大村益次郎を描いた「花神」。さらに西郷隆盛と大久保利通を通して維新成立から日本国内最期の内乱となった西南戦争までを描いた「翔ぶが如く」。そして日本が維新から成長してゆく事によって世界の列強と戦わざるを得なくなった状況を描いた「坂の上の雲」。これらを読みきると幕末から明治にかけての一つの大きな流れを感じることが出来ると思う。個人的には読んで絶対損しないからという注釈をつけてお奨めしたい。