荒野の七人

「私的なコラム」にも書いたようにDVDではありますが見まくっています。エー前回以降は「ウォルター少年と、夏の休日」「サイン」「K-19」。「ウォルター・・・」はボロボロ泣いてしまいましたし「サイン」はチト怖かったけど好きなタイプの映画す。全部良かったですね。


さて今回はあの名作「荒野の七人」。出会いは小学校六年の時。友達の家に遊びに行ったらリバイバルで公開した時の映画パンフがあったのです。その友達が「みんなカッコいんだぜー。そうそうこいつはナイフ投げてピストル使う奴に勝っちゃうんだースゲーだろー」てな調子で喋り続けるのです。「プロンソンの役はライフルの名人なんだぜー」(ウッ、見たい)。「腕試す時に手を叩けって言うんだ。すると叩いた手の間にパッと抜いたピストルが挟まるんだ」(ウッ、見たい)。
一体その後何回見たんでしょうか。映画館に行きテレビで放送すると必ず見て。また見てしまいました。殆どのシーン憶えているのですがやはり楽しんでしまいました。思うに一つの目的のために人が集まってまた散り散りになっていく、という物凄くシンプルながら感情移入しやすいテーマが何度見ても楽しめる要因なのではないかと思いました。


問題は誰のキャラが一番好きかなんて話にもなります。マックィーン。カッコ良いですね。子供好きのブロンソン。グッときますねー。コバーン。凄腕で無口なガンマン。渋い!台詞あんまりないですもんね。もちろんユル・ブリンナーも。僕の最近のお気に入りはロバート・ヴォーンですね。あの弱さを抱えている役どころが何とも好きで。
村人が裏切って七人が窮地に立たされた時に再び村に戻るクリス(ユル・ブリンナー)はリー(ロバート・ヴォーン)に言います。テレビ放送時の吹き替えや(ここは本当に憶えていました)DVDの日本語吹き替えは「お前は誰にも借りはないんだ。行っていいぞ」「自分に借りがある」そう言ってリーも村に戻ります。カッコえー。ちなみに日本語字幕は「いいんだリー。誰にも気兼ねは要らん」「いや残る」これはいけません。英語の字幕を出すと「Go ahead Lee You don`t own anyhing to anything」「Except to myself」やはり日本語字幕はいかんです。
ここでのブリット(ジェームス・コバーン)の台詞も日本語字幕の「誰も止めるな。俺は行く」絶対良くありません。やはり吹き替えの「人の銃を屑のように扱いやがって。許さねぇ」でなければ。これ英語の台詞とあっています。


思わず日本語字幕批判になってしまいましたが、英語の弱い僕でもDVDだとこうやって色々確かめられるのも楽しみの一つです。借りてきてまだ見ていないのは「白いカラス」と「列車に乗った男」です。どちらも面白そうです。