「黄泉がえり」

今回選んだ映画は話題になっている邦画「黄泉がえり」です。一度死んだはずの人が甦ってきたことによって家族や友人に起こる喜び・戸惑い・葛藤などを描いた映画で、テレビでの映画紹介を見た時から「これは見てみたい!」と思っていた一本でした。マイカルシネマのランキングでも「ハリーポッター」についで堂々の2位につけている作品です。その人気を裏付けるように40分くらい前にも着いたにも関わらず何と座席は前から二列目!(マイカルシネマは座席指定です)。「よーしよし、そこまで人気があるならば首が痛くなってもみてやろうじゃないの」、とますます期待を膨らませて座席についたのでありました。
ウーン、期待が大きすぎたのかな。ちょっと期待外れでした。草g君も竹内結子さんも熱演してたのですが、やはり脚本と演出が・・・という感じでした。どういうことかといえば(1)登場人物が多すぎる(2)故に大事な場面の描写が印象に残らず「多分こういう風にストーリーは展開してっているんだろうな〜」と推察しながら見なければならない(3)故に涙腺が緩むはずのシーンでもそこにドップリつかれない(4)登場人物が多いいために後半が帳尻あわせ的に見えてしまった。言い方を変えれば途中までは連れていってくれながら最後までは・・・という感じでした。部分的にはグッときてしまうというシーンも勿論あったのですが、それがうまく繋がっていかない感じだった気がします。この映画が良かったという人には悪いのですが、僕にはそう感じられました。